ご挨拶

日本医療マネジメント学会 第24回北海道支部学術集会
学術集会会長 荒川 穣二(北見赤十字病院 院長)


このたび、日本医療マネジメント学会 第24回北海道支部学術集会会長を拝命いたしました。2025年10月11日(土曜日)に北見赤十字病院の多目的ホールで開催いたします。

少子高齢化が加速する北海道(特に地方)においては、医療人の確保困難から病棟維持が困難となり減床・休床対応を余儀なくされる医療機関が増えています。一方で、光熱費や材料費の物価高騰、そのことを反映した委託費等の人件費の上昇、逆にそれらを全く考慮していない診療報酬改定等により、多くの医療機関が赤字に苦しんでいます。

今回のテーマは「これからの地域医療を考える ―地域連携とDXの可能性」としました。世界を震撼させた新型コロナウィルス感染症により、2025年を目途に提言された医療の三位一体改革(地域医療構想、働き方改革、医師の偏在対策)は、医師の偏在対策が不十分な中で医師の働き方改革のみ先行する形で始まりました。医師不足地域においては、献身的な努力により地域医療を維持している現状があります。しかし、コロナ禍においてオンラインによる面会やオンライン診療(遠隔診療)、情報共有ツールによるチーム医療・働き方改革推進等、DXの可能性も拡大しました。今後、欠かすことができない地域連携への対応に関して、すでに実装もしくは取り組む予定のDXに関して、共有し、皆様の一助となることを願っております。またテーマとは別の一般演題(口演)も大歓迎です。

是非、当地(北見市)に来ていただき、今回の学術集会が皆様や医療機関にとって有意義なものになることを祈念しております。

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